「ポトフさんは音なんじゃない?」と言われたけど、そうなのかなぁ。実感がない。違う気もする。音で認識している手応えはない。

別件でインタビューさせていただいた後の雑談。往々にして、録音を止めてからの話のほうが面白い話が出てくることがある。いや、インタビュー自体も自分自身はすごく満足なんだけど、後の話もまた興味深い。

ご夫婦で、「テキスト」で認識しているのと、「画像」で認識している違いがあるそうだ。

はて、テキスト? 画像? 考えたことがなかったが、言わんとしていることは分かる。

最近知ったのだが、娘は共感覚を持ってるようで、世界を「色」で認識しているところがある。共感覚というものが存在して、知ってはいたのだが、こんなに身近に共感覚の持ち主が居たことに感動しまくっている最近なのだが、世界の認識のしかたは人それぞれなんだと再認識しているところだし。

「朝起きて、まず何を思い浮かべる?」

はて、なんだろう。最近は目を瞑ったまま「オッケーGoogle、今日はどんな日?」と口に出して、今の時間と今日の天気、ニュースを目を閉じたまま聴くことが多いが、そういうことじゃないらしい。

けど、耳から情報を入手するのが先ということは「音」なの?

人の名前を覚えられないから、テキストじゃない気もする。かといって、顔も覚えられないところもあるから、画像でもない気が。声も覚えていないし、匂いも覚えていない。あれ、何で覚えてる?

ちょっと意識して、しばらく考えてみないとな。

あ、けど「音」なのかな。テキストに近いんだけど、それを文字としてではなく、テキストを読み上げた音なのかもしれない。何となく、それが一番近い気がする。