Patreonでは、さまざまな種類のコンテンツが投稿できる。

テキストや写真の他、ビデオやライブストリームはYouTubeなんかのリンクを貼り付ける感じ。音声やリンクの共有、投票などもある。

音声は、会員向けの個別RSSを作ってくれるため、ポッドキャストアプリでも聴取できるもので、会員をやめるとRSSは無効になるというもの。これはこれで十分な機能だった。

ただ、問題はあった。このRSSをコピーして誰かに教えたら、聴くことができてしまうのだ。アプリによってだが、ポッドキャストアプリでエピソードを共有したら、第３者が聴けてしまうというものもあった。

それが、スウェーデンのポッドキャスト配信サービス「Acast」と機能連携して、より安全になったとのことなのだ。

A secure new way to share podcast feeds on Patreon, with Acast. | Patreon Blog

投稿画面にAcastとの連携を促すメッセージが出てきてたので、連携してみた。

十分に試していないのだが、RSSを共有しても、Patreonの会員しか聴けないようになるようだ。エピソードごとにアクセスできる会員レベルを指定できるので、その認証もAcastで行うのだろう。

ただ、RSSは大丈夫だけど、ページへの直接リンクはできてしまいそうなので完璧ではないかもしれない。それでも、これまでよりは改善されていると言える。

しかし、それ以上にAcastの管理画面が素晴らしい。とても使いやすい。解析機能もある。ポッドキャスト用のページを作る機能もあってカスタマイズも多少はできる。

Patreonとの連携用のポッドキャストとしては、無料で利用できるようだ。

あまりにもよくできた管理画面のため、他でも使ってみたい気もする。有料プランは月額14.99ドルからのようだ。とくに、YouTubeに自動投稿してくれる機能が使えるようで気になる。

せっかくなので、とりあえず無料版で活用してみたい。音声投稿をSubstackでと考えていたが、軽めなボーナスコンテンツをPatreonで配信して、Substackは違う使い方にしようかな。

追記：書き忘れ

そう、Acastと連携したPatreonでは、My membership というタブメニューが増えているのでクリックする。

My membershipには、これまでバラバラと分かりにくかったメンバー向けの特典がまとめられている。一番上にポッドキャスト用のプライベートRSSへのリンクが表示されている。ここのRSSフィードに「POWERED BY Acast」と表示されていれば、連携が成功だ。

ここには、メンバー向けのDiscordコミュニティへのリンクや、Patreonのモバイルアプリへのリンクもまとめられている。

ポッドキャストアプリへの登録の仕方は、また別の機会に。