ClubhouseやDabelで音楽なんかを流すために、いろんな人が実験をしている。それを聴いてるのもなかなか楽しい。

自分も流してみたいと思って、以前にStand.fmで流した方法を試してみたら、あっさりと流すことができた。よしよし。

と思ってたら、アーティストさんも含めてみなさん苦労している人も多い。そんなに?

あれです、オーディオインターフェースを使ってデジタル入力で音質を上げようとするとなかなか難しよう。

自分の方法は、LiveTrak L-8を使って、付属のTRRSケーブルでiPhoneに繋いでいるだけ。電源供給をしながら繋いでいるMacからの音とマイクの音声を送っている。

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TRRSケーブルで繋ぐ方法は、もともとポッドキャスト収録で、スマートフォンでゲストを呼んで収録することができる機能。電話だけではなく、SkypeやFacetimeなどでの通話も想定している。公式の案内は下記。

電話ゲストをご招待
電話ゲストをトークに参加させることだって、『L-8』なら簡単です。付属のTRRSケーブルでお使いのスマートフォンを『L-8』に接続するだけ。ミックスマイナス機能により、発信者の音声が再び発信者に戻ってしまうフィードバックを防止します。また、USBオーディオ機能で、Skype、Facetime、Hangouts、Slackなどの通話アプリを利用したゲスト参加も可能です。

ミックスマイナスという機能でスマホからの入力音を省いて、スマホに戻すという仕様になっていて、TRRSケーブルでアナログに繋いでいるという点が肝になっている。デジタルでの接続より、音質は落ちてしまうかもしれないが、代わりにどんなアプリでも対応できるので、スマホ側がClubhouseであってもDabelであってもStand.fmであっても問題ないのだ。

なお、LiveTrack L-8にもサウンドパッドは付いているが、iPhoneに繋ぐと半分(6個中の3個)が潰れる。Macの音を取り込むと残りの半分も潰れてしまう。そこで、L-8のサウンドパッドを使わずにMacでアプリを使っている。

ポッドキャストでチャプターをつけるのに使っているFissionを作っている Rogue Amoeba の Farrago というアプリを使っている。

このFarrago、なかなか素晴らしい。

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プリセットでもいくつか入っているが、自由にMP3やWAVなどの音源を追加できる。楽曲を1曲分なども登録可能。ループにするしないも選べる。左側にセットを作ることができて、例えばポッドキャストごとに使いやすいセットを分けておくこともできる。

このFarragoから直接LiveTrak L-8に出力もできるのだが、やはり同じ Rogue Amoeba の Audio Hijack というアプリを経由してL-8に送っている。

これまた高機能なアプリで、Mac上のあらゆる音を扱うことができるので、ZoomやChromeで鳴っている音なども拾ってL-8に送ることもできたりする。また、Audio Hijackで録音もすることもできる。他、ノイズ除去やイコライザーなどもあり、Audio HijackからYouTube Liveなどへの配信もできたりする。

Farrago、Audio Hijack ともに有料アプリでそれほど安いわけでもないのだが、どちらも満足度は高い。頻繁に使っている。

このアプリとLiveTrack L-8で、ClubhouseやDabelに音を流しながら配信しています。