ソニー・ミュージックのポッドキャスト事業への取り組み
2019年は、音楽サービスのSpotifyが本格的にポッドキャストに取り組み、Gimlet MediaとAnchor、Parcastと次々にポッドキャスト関連企業を買収して話題になりました。長年の赤字から黒字転換した利益全てをポッドキャストにつぎ込んだ印象です。
昨年末に日本でもトークセッションを行うなど積極的です。
1日平均利用時間132分--Spotifyが狙う音声広告と米国で再注目ポッドキャストの今
「ポッドキャストを聞いているリスナーは音楽も聞く傾向があり、音楽寄りのリスナーよりも長い時間Spotifyを聞いており、その時間は約2倍」
などと相乗効果も生んでいるようで、すでにAppleに次いで世界第2位のポッドキャストプラットフォームになっています。
そんな中、ソニー・ミュージックもポッドキャストに力を入れていく動きが出てきています。
ソニーミュージックがポッドキャスト・ビジネスに進出、異色の新会社を設立
ソニーミュージックが新規事業「ポッドキャスト」に本気の理由。投資や人材引き抜きが加速
ソニー・ミュージックの場合は、プラットフォームを狙うというより、音声コンテンツへの展開を強めていくように見えます。
また、UKの独立系オーディオ・プロデュース企業「Somethin 'Else」ともグローバルコンテンツパートナーシップとして提携をしたようです。この会社はGimlet Mediaに近い会社かなとは思います。
日本はやや遅れを取っている感じですが、世界ではどんどん動いています。
追記:
日本語での紹介記事もありました。
ソニーミュージック、ポッドキャスト事業を強化。イギリスの業界大手と組む